収納アイテムとして昔から使用されているタンスですが、購入するのであれば可能な限りリーズナブルな価格の商品が良いという人も多いのではないでしょうか。しかし、値段が安いというだけで選ぶのは不安であるというケースもあるでしょう。そこで、安いタンスを選ぶ際や購入する際に注意すべきと、チェックポイントを紹介します。

タンスを選ぶ際にチェックすべき4つの項目


タンスを選ぶ際には、安いかどうかだけではなく、いくつかチェックすべきポイントがあります。

タンスの素材をチェックする

タンスの素材として、無垢材や木製ボード、プラスチックなどが挙げられます。最も高級感があるのは天然の木材です。天然木を素材としたタンスは、木の風合いや木の温かさ、手触りの良さが魅力であり、タンスごとで色や柄にも違いがあるので、天然木を使ったタンスは選ぶ楽しみもあります。
さらに、天然の木材は吸湿性があり、吸収した湿度を発散する作用もあるため、天然木を使ったタンスは結露やカビが発生しやすいしにくいことがメリットです。重さがあり移動させにくいものの、長期間使用できることが魅力だといえます。
特に、桐箪笥は天然木のタンスとして有名で、抗菌や防湿効果のほか、熱を通しにくい素材であることが特徴です。桐は、着物といった高価な衣類を収納するのに適した素材であり、古くからタンスの素材として利用されています。
木製ボードを使ったタンスは、2 mm程度に薄く切った木材をベニヤ板に貼り付けたものを板状にした素材です。見た目のデザインは天然木タンスにも見えますが、ベニヤ板を使っているので軽く、移動させやすいことが特徴です。さらに、安い値段で販売されているので、木材の風合いは欲しいものの安いタンスが良いという場合に最適でしょう。
プラスチック製のタンスは経年劣化しにくいことが魅力で、軽量であり移動させやすいことがメリットです。非常に安いことが人気の素材ですが、通気性が良いとはいえないため、洋服を収納する際には防虫剤や除湿剤を使用して、引き出しを開けて通気性を良くするといったメンテナンスが必要です。

使い勝手の良いサイズを見極めることが重要

安いタンスであっても、使い勝手が悪くては意味がありません。そのため、どのように使用するのか、どのような物を収納するのかを明確にしてから、適したサイズのタンスを選びましょう。まずは、タンスに収納する物をチェックします。
例えば、衣服を収納するのであれば畳んで収納する必要があり、ワンピースやパンツ、アウターといった、ハンガーを使用する衣服が多いのであればハンガーをかけられるタンスや縦長のタイプが良いでしょう。畳んだ状態で収納できる下着や洋服の量を確認し、タンスの大きさを決めることが大切です。
また、家族で同じタンスを使用したいといった数人で使う場合には、収納する物を全て確認しておく必要があります。新しい安いタンスを購入しても物が収納しきれず、他の収納アイテムを併用しなければならないと費用がかさむので注意しましょう。

タンスを置く場所を決定する

タンスを窓の近くに置いてしまうと、外からの光や風が室内に入りにくくなるので注意が必要です。部屋全体の空気が循環できないと湿度が高くなり、タンスにカビが生えてしまう場合があります。ただし、日あたりが良い場所はタンスが変色したり変形したりする場合があり、害虫の発生にもつながるので、日当たりが良い場所は避けておきましょう。

自宅の広さに適したサイズを選ぶ

タンスは、大きいサイズであれば当然たくさんの物を収納することは可能ですが、自宅の広さに適しているかどうかも大切です。部屋に置いた場合に、タンスの横幅や高さがあるものだと圧迫感が生まれ、空間が狭いと感じる原因になります。
狭い部屋にタンスを置く際には、横幅が大きいものではなく縦長のものを選んでしまうケースが多いですが、部屋が狭く感じてしまうので注意が必要です。部屋の面積が狭い場合には、ロータイプやコンパクトなタンスに収納できるよう工夫しましょう。

安いタンスを選ぶ際のチェックポイント


タンスの値段が安い理由は、プラスチックや木製ボードなど比較的安価の素材を使用しているといった他に、「値段が安いことには理由がある」も考えなければなりません。値段が安いという理由だけで選び、細部まで確認せずに購入すると、使い勝手が悪かったりすぐに壊れたりする場合もあるので注意が必要です。そこで、安いタンスを選ぶ際の注意点について紹介します。

引き出しを確認する

安いタンスを購入した際に、最も破損しやすい場所が引き出しです。どれほど造りが丈夫であるかを確認しなければならないパーツであり、高いタンスとの差が明確になるパーツでもあります。引き出しが破損する原因として挙げられるのは、手前の板が外れる、レールが壊れる、底が抜けるというケースです。引き出しの底の部分が丈夫か、耐久性があるかどうかを判断するためには、厚みをチェックする必要があります。板が1 cm以上であれば良いですが、どれほど安いダンスであっても5 mm程度あると安心でしょう。

レールのパーツもチェックする

引き出しを開閉する際に重要なレールは、収納した物の重さによって変形し、引き出しが開け閉めしにくくなるケースがあります。ホワイトの細いレールとシルバーのスライドレールの2種類がありますが、スライドレールの方が耐久性があり、引き出しを開けやすいので奥に収納した物を出し入れする際にも便利です。

枠組みを確認する

引き出しの枠は4枚の板を組み合わせて、引き出しの前になる部分に1枚、合計5枚の板を使用することが一般的です。しかし、安いタンスは、枠組みを4枚の板のみで作られた箱状の引き出しになっているものが多いです。板を4枚しか使っていない場合、引き出しの開閉を繰り返していると、前の部分の板は外れやすいので注意しましょう。

実物を確認できる場合には引き出しを開閉してみる

タンスの引き出しに沢山の物を収納して、引き出しを開けた際に置くで物が引っかかり、引き出しを開けられなくなったという経験がある人も多いのではないでしょうか。高いタンスであれば引き出しを仕切る板がついており、引き出しの容量よりも多くの物が入っている場合にも、奥で物が引っかからない仕様になっています。
高いタンスの場合は引き出しの隙間や凹凸がないことが特徴ですが、安いタンスは板が付いておらず角材を使用しているものが多いです。上下の引き出しを仕切る板がなければ、引き出しの容量から出ている物が引っかかりやすいので、実物を見て購入する場合には外側からは見えない部分もしっかりチェックしましょう。

安いタンスを選ぶ際に商品の詳細をチェックしよう


高いタンスと安いタンスには、それぞれメリットとデメリットがあります。しかし、軽量な収納アイテムが欲しい場合や、収納アイテムにお金をかけたくない人は、安いタンスでも十分だといえるでしょう。
ただし、「品質が悪いから安値で販売している」といった商品も存在するため、商品の状態や品質をしっかり確認することが重要です。選び方のポイントや注意点を押さえて、使い勝手の良い安いタンスを購入しましょう。