夏から冬にかけて、衣替えをするためにクローゼットに収納していた衣服を出すと、衣服にカビが生えていたというケースも多いのではないでしょうか。クローゼットの内部は湿気が蓄積しやすいことが特徴であり、他の収納アイテムと比較してカビが発生しやすいので注意しなければなりません。
特に、6月から夏にかけてはカビが発生しやすく、クローゼットに収納していた衣服やクローゼット内部にカビが生えていたというケースもあるので注意しましょう。そこで、クローゼット内部にカビが生えた場合の対処方法や、予防法を紹介します。

落とせないカビとは?カビには2つのパターンがある


衣服に発生するカビには、黒カビと白カビの2種類があります。白カビは除去することが可能なタイプですが、黒カビは除去しきれないので注意しなければなりません。さらに、動物の被毛を使用した洋服や、絹などの繊維にカビが生えた場合は対処できないので買い換える必要があります。クローゼットに収納していた衣服にカビが生えると、不快なことはもちろんですが、カビを除去できる場合と除去できない場合がある点にも注意が必要です。

クローゼット内部や洋服にカビが生えた場合の対処方法


発生したばかりの白カビであれば、自宅で除去することが可能です。部分的に白カビが発生している際には、消毒用エタノールを利用して除去しましょう。
最初に、不要になったタオルや雑巾にエタノールを染み込ませて、服の裏に他の布をあてた状態で叩いて拭き取ることによって、白カビはある程度落とすことが可能です。白カビを除去した後は、天日干しをしてしっかりと乾燥させましょう。
服全体にカビが生えている場合には、水洗いをした後に洗濯表示を確認して、お湯で手洗いした後に洗濯をするかクリーニングに出します。水洗い可能な衣服の場合は、酸素系漂白剤に浸け置き洗いをした後に、洗濯機で洗えばカビを除去することが可能です。ドライ指定の洋服は浸け置き洗いができないため、クリーニングに出すほかありません。
レザーの服やレザーのファッションアイテムなどに白カビが発生した場合には、重曹を利用します。重曹と水を混ぜて重曹ペーストを作り、衣服に塗って一定時間おきましょう。いずれの場合も、最後はきれいなタオルで拭いて、乾燥させることが大切です。

クローゼット内部にカビが生えた場合の除去方法


クローゼットに収納している衣服の他に、クローゼット内部にカビが発生した場合には、カビの種類ごとで対処方法に違いがあります。クローゼットは、衣服とは異なり、洗剤や漂白剤水を使って掃除できません。そのため、可能な限りカビが生えないように対策を講じることが重要です。
しかし、夏の時期や梅雨湿気の多い時期にクローゼット内部の手入れができず、カビが生えてしまうケースも多いでしょう。クローゼット内部にカビが生えた場合の対処法は、最初にクローゼット内部に収納しているものを取り出し、カビが生えた場所に消毒用エタノールを吹き付けて対処します。
消毒用エタノールを使用する際には必ずゴム手袋とマスクを着用し、窓を開けて十分に換気をしながら作業しましょう。エタノールを吹き付けてからしっかりと乾拭きをすれば、白カビを除去できます。クローゼットの床部分にカビが発生している場合も、同じように消毒用エタノールを使って対処する方法が有効ですが、消毒エタノールを使ってカビを除去する前に掃除機を使用しないよう注意が必要です。掃除機で吸い取ると、カビ菌が掃除機の排気口から部屋の空気中に舞い散ります。
また、黒カビが発生している際に漂白剤お湯で希釈して掃除をしましょう。ただし、漂白剤を使用すると内部の素材が変質したり変色したりする可能性があるため十分注意して行う必要があります。

クローゼットにカビを発生させないための予防方法


クローゼットに収納しているものにカビが生えないようにするためには、湿気を取り除いたり汚れを除去したりすることが重要です。カビは、汚れている場所や湿気が高い場所に発生し、黒カビや白カビはホコリや湿気を餌にして繁殖します。
さらに、酸素と湿度、気温によっても繁殖する条件がそろってしまう場合があるので、注意が必要です。すぐにできるクローゼットのカビ予防方法4つを紹介します。

①空間に余裕を持って物を収納する

クローゼット内部に沢山の物を詰め込むようにして収納すると、通気性が悪くなります。クローゼットの内部に湿気が蓄積するので、物と物の間に空間に余裕ができるように収納することが大切です。

②衣服は乾燥させてから収納する

1度着た服やコートをクローゼットに収納すると、汚れや皮脂を吸い込んでいる衣服がクローゼットの中に閉じ込められる状態になってしまいます。1回着用した衣服は、洗濯をしなかったとしても1日天日干しをしてから収納することが重要です。

③除湿剤を入れる

クローゼット内部のカビの発生を予防するために、除湿剤を使用するケースが多いでしょう。除湿剤は、湿気が蓄積しやすいクローゼットの下の部分に置く方法が有効です。

④クローゼットの扉を開けた状態にする

洋服や小物を出し入れする時だけ、クローゼットの扉を開閉するというケースが多いです。しかし、クローゼットの扉は閉め切った状態にすると湿気が蓄積してしまうので、外出する際や来客の予定がない時などは基本的にクローゼットの扉を開けた状態にしておくと、カビが発生しにくいでしょう。

アウターに付着したカビを除去する方法


アウターは着用する季節が限定されていますが、比較的値段が高いので大切に使用したいというケースも多いでしょう。しかし、冬になってコートを着用した際にカビが 発生していることに気づくという経験がある人も多いのではないでしょうか。アウターのカビを除去する際には、エタノールとブラシを使う方法が有効です。カビが表面にのみ付着しているようであれば、ブラッシングで可能な限りカビ菌を落としますが、他の洋服や収納しているものにカビ菌が付着しないように外でブラッシングをしましょう。ブラッシングをした後に、タオルに消毒用エタノールを含ませて拭き取ります。ただし、消毒用エタノールを使用するとコートの素材が変質や変色する可能性があるので、目立たない裾の部分などを拭いて、変色や変質しないかどうかを確認しましょう。

自宅で対処できない場合にはクリーニングに出す

部分的ではなく、カビが生えている範囲が広い場合や、自宅で洗濯できない素材である場合、変質や変色させたくない場合には、クリーニングに出す方法がおすすめです。

クレンジングオイルを使う方法もある

クレンジングオイルを持っている場合には、クレンジングオイルをタオルやキッチンペーパー、コットンに含ませてカビを拭き取る方法があります。カビをある程度落としてから洗濯をして、綺麗に仕上げましょう。ただし、洗濯表示を必ずチェックすることが重要です。

季節を問わずクローゼットのカビ対策をしよう


気温が低い時期は、クローゼットのカビ対策が疎かになりがちです。しかし、外気と室内の温度差によって結露が発生し、カビが生えやすいため注意しなければなりません。カビが生えた衣服やクローゼット内部のカビは除去して、季節を問わず湿気対策を行いましょう。