クローゼットの扉は、折れ戸と開き戸、引き違い戸の3種類に分かれます。クローゼットの扉の種類にはこだわらず、気にしたこともないという人も多いでしょう。しかし、クローゼットの扉の種類ごとに、使い勝手の良さには違いがあります。そこで、クローゼットの扉の種類とそれぞれの特徴、扉を収納場所と活用するための方法を見ていきましょう。

一般的なクローゼットの扉とは


洋室に設置されているクローゼットの扉として、最も多いタイプは折れ戸です。住宅を建てる際に、依頼主が申し出なければ折れ戸にするというケースが一般的だといえます。
折れ戸の魅力は、扉を閉じた際に平坦になる、扉が1枚の厚みであり、収納スペースに奥行きが生まれることです。また、居住空間へ扉が出っ張らないことや、大きさの種類を選べることが挙げられます。
デメリットとしては、扉を開閉する際の動きが複雑なことから故障しやすいこと、折りたたんだ際に厚みがあるので収納スペースの幅が狭くなること、扉を開けたままにしていると邪魔になるということです。長期間住んでいる住宅の場合、クローゼットの扉が壊れているケースが多く、子どもがいる家庭では子どもが雑に扱うことで壊れることがあります。子ども部屋のクローゼットが折れ戸の場合には、注意が必要です。
さらに、クローゼットの扉を折った際に厚みがあることでデッドスペースができますが、収納ボックスやチェストを入れると扉が当たってしまいます。日頃使用しない物をしまうか、棚を活用するといった方法で、クローゼットの扉に当たらないような収納方法を工夫しましょう。

引き違い戸のメリットとデメリット


引き違い戸とは、押入れの襖のようなタイプの扉であり、クローゼットに使用されているのは一般的な2枚の扉の引き違い戸だけでなく、3枚使った扉も増えています。引き違い戸のメリットは、扉を開けても手前側に扉が出っ張らないので、居住空間に置く物を意識する必要がないこと、扉を開けた状態にしていても邪魔には感じないことや、3枚タイプの引き違い戸であれば扉を大きく開けられることです。
引き違い戸は、居住空間に扉が出っ張らないので、扉を開けた状態にしていても邪魔にならないことが最大のメリットです。クローゼットの扉を開閉するのが面倒であったり、物が出たままになっていたりする人に最適でしょう。
引き違い戸のデメリットは、扉の厚みが2枚文もしくは3枚分になることから、収納の奥行きが若干狭くなること、デザインがフラットにならないので、見た目がすっきりした印象にはならないことが挙げられます。

開き戸のメリットとデメリット


開き戸は、クローゼットではない他の収納場所で使用されているケースが多いです。しかし、クローゼットと開き戸を合わせることによって、扉を閉めた際に平坦になるので、すっきりとした印象になることや開けやすいサイズに分けられることがメリットです。さらに、扉の内側を収納場所として活用できることもメリットだといえます。
デメリットは、大きなサイズの扉は居住空間に出っ張るので、クローゼットの近くには物を置けないことや、扉を開けた状態にすると邪魔になることが挙げられます。
開き戸の場合、扉の裏側に小物類や帽子、バッグなどを引っ掛けるようにして収納できるので、小物類が整理整頓しやすく、取りやすいことが非常に便利なポイントです。

クローゼットの扉裏の活用方法


クローゼットの扉の種類によっては、扉の裏の部分を収納場所として有効活用できます。そこで、主な活用方法を2つチェックしておきましょう。

クローゼット扉の内側に鏡を設置する

クローゼットの近くや玄関、室内に全身鏡を置くことで、身だしなみをチェックしたりファッションアイテムの組み合わせを考えたりする人も多いのではないでしょうか。クローゼットのそばに全身鏡を置くことで、洋服を持って室内を移動する必要がなくなるので、外出前の準備の時間を短縮することにもつながるでしょう。
しかし、クローゼットのそばや玄関に大きな鏡を置くと居住空間が狭くなるという場合には、クローゼットの扉の裏側に軽量の鏡を取り付けたり、フィルムタイプの鏡を取り付けて活用する方法がおすすめです。特に、フィルムタイプの鏡は破損するリスクがなく、鏡が重いことによってクローゼットの扉が壊れるといったリスクもありません。

アウターを掛けるためのフックを取り付ける

アウターは着用するたびに洗濯するケースは少ないため、脱いだ後にそのままクローゼットにしまうという人も多いでしょう。しかし、冬に着用するアウターであっても、汗を吸っていたり皮脂や汚れが付着していたりします。
汗や皮脂、汚れは、カビや害虫のエサになるので注意が必要です。クローゼットの扉の裏にフックを取り付け、一時的にアウターを引っ掛けて乾燥させるために使用する方法があります。アウターを天日干しするのが面倒な場合に、非常に便利でしょう。

クローゼットの扉を外してしまうという方法もおすすめ


住宅の構造上、クローゼットの扉を外しても問題がなければ、外してしまうという方法もあります。クローゼットを外すためにはプラスドライバーを用意するだけであり、電動ドライバーを使用できる人であればより簡単に取り外せるでしょう。
クローゼットの扉を外したいものの、中に収納している物が見えてしまうのは嫌だという場合には、カーテンクリップと突っ張り棒を利用して、暖簾を作るようにしてクローゼット内部を隠す方法がおすすめです。

クローゼットの扉を外すメリット

扉を取り外すことによって、クローゼットの扉の厚み分がなくなり空間が生まれるうえに、クローゼットの収納容量よりも多い物を入れても扉の開閉を気にする必要がないので、整理整頓する際のストレスも軽減できるでしょう。
また、扉を外すことで通気性が非常に良くなり、クローゼット内部にカビが生えることを予防できます。通常は、一定期間に1度、扉を開けて空気の入れ替えをしますが、扉がなければ空気の入れ替えをするタイミングを意識する必要がありません。自然に、カビや害虫の発生を予防できることがメリットです。

クローゼットの扉を外すデメリット

クローゼットの扉を外した後、外した扉をどこに収納するのかを検討しておくことが大切です。クローゼットの扉は大きな物であり、自宅に物置がある場合には物置に収納する、もしくは、賃貸住宅でなければ処分する方法があります。
目隠しをしたい場合、大きなサイズの突っ張り棒と、カーテンと同等のサイズの布を購入する必要があるなど、場合によっては費用がかかることもデメリットです。

洋服のクローゼットの下の段の隙間に物を収納する際のコツ


ハンガーを使って吊るしている洋服の下の裾の長さを合わせて統一すると、洋服の下の空間を有効活用できます。
また、クローゼットの中を2つもしくは3つに分け、パンツ・スカート・ジャケットなど、洋服の丈ごとにある程度分けて吊るすと良いでしょう。洋服の下にの空間に統一感が出るのでサイズを計測しやすく、最適な収納アイテムを探しやすいため効率良く片付けられます。クローゼットだけではなく、空間の広いウォークインクローゼットであっても同じように、服の裾の長さを合わせるように吊るすと下の空間を活用できます。

クローゼットの扉の種類を確認して活用方法を検討しよう


クローゼットの扉の裏側もフックを取り付けることによって、収納容量を増やすことが可能です。クローゼットの扉が大きい場合には、より多くの物を収納できるので、扉の裏側を活用しない手はありません。
クローゼットの扉の裏側は見えない場所であるため、物を隠して収納できることがメリットです。クローゼットの中だけではなく、居住空間を整理整頓するためにも、扉を上手に活用しましょう。